カーボンファイバーとは?
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カーボン製球面鏡が装着されたガンマ線観測天体望遠鏡 (写真提供 東京大学宇宙線研究所)
CFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics = 炭素繊維強化プラスチック)とは、炭素繊維と樹脂による複合素材で
鉄・アルミ等の金属素材と比べ高強度・高剛性で非常に軽量な素材です。
当社ではレーシングカーのあらゆる部品をカーボンファイバーで製作しています。
軽量かつ剛性の高い材料は軽さと強さを求められる現代のモータースポーツシーンに最適の素材です。
その優れた機械的性質から航空機産業にも多く使われ、最新のジェット戦闘機や旅客機の多くの部分がCFRPで構成されています。
身近な物としてはゴルフクラブや釣り竿、テニスラケットなどにも多用され、
このカーボンファイバーという新素材の存在は広きに渡って知られるようになりました。
近年のレーシングカーはCFRP無しには語れません。
その高強度によりレーシングカーの安全性は高められドライバーを適確に保護しています。
CFRPの特性ですが、重さはアルミより軽く(約30%減)強度は鉄より強い(約7倍)素材となっています。
型の製作に不都合が起こらない物であれば、いかなる曲面形状も製作可能です。
アイデア次第によってはこれからも無限の用途への広がりが期待される新素材なのです。
CFRPの製品は、3D-CADによる形状デザインから始まり、成型用型設計、型の切削加工、カーボン繊維素材の張り込み、
真空方式による密着作業、高温高圧成型、仕上げトリミング作業と多種多様な工程を経て製作されます。
当社ではこの工程を社内にて一貫して行うことが可能です。
また用途によりカーボンファイバー繊維のみを熱硬化させて使う場合と、
複合素材としてアルミハニカムなどの別素材をサンドイッチ状態に挟み込んでさらに剛性をあげて使う場合があります。
いずれの方法にも当社では対応できるよう、多種にわたる素材を準備しております。
当社ではレーシングカーの各部品の経験を生かし他分野への技術供与・開発も広く行っています。
東京大学/宇宙線研究所が中心となって進めている“カンガルー計画”において、その心臓部たる“ガンマー線 宇宙望遠鏡”の鏡面部分の開発および製作は、
その代表例の一つであり、技術交換から始まる異分野での製品開発もお手伝いさせて頂きます。
ガンマ線球面鏡 (写真提供 東京大学宇宙線研究所)
製造はもちろん設計段階から当社スタッフがお客様のご要望を実現できるような
サポート体制を組んでおりますのでどうぞお気軽にご相談ください。
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